ジョニー・ウインター/Highway 61 Revisited(追憶のハイウェイ61)

ギブソン・ファイアーバードがこれほど似合うギタリストはいない。

gibson.jp

「100万ドルのギタリスト」と呼ばれ1969年にデビューしたジョニー・ウインター

彼の独特なギタープレイは親指にサムピックを付けて演奏するスタイル。
ピックを使わないギタリストはたまにいるけど、
例えばジェフ・ベックマーク・ノップラーとか。

サムピックとは、主にアコースティックギターアルペジオ演奏で親指に付けるピックだけど、
これをエレキギターで使っているギタリストは珍しい。
そんな演奏スタイルから飛び出してくるのは凄いギタープレイ。

彼のライブはいつも最初から最後まで全力疾走で進んでゆく。
普通ライブは長時間だから、途中にバラードなどを混ぜて一息つかせたりするのだが、

ジョニー・ウインターにバラードの文字はない・・・

それでも、最初から最後までリスナーを引き込んでしまうのだから、やっぱり凄い。
ただ、体力使うけど、、、

そんな激しいライブだけど、聴き終わった後には何か爽快感というか、
どこかハイになっているのかもしれないけど、
後味は解放感というか、妙にすっきりしているから不思議だ。

彼は様々なミュージシャンのカバーを多く演奏しているけど、
その中でボブ・ディランの「追憶のハイウェイ61」は代表曲のひとつ。
これがまたカッコいい。

youtu.be

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「追憶のハイウェイ61」とは、
1965年にアルバム『 Highway 61 Revisited 』(アルバム名と曲名は同じ)に収録されているボブ・ディランの曲。

1992年10月16日、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行なわれた
ボブ・ディランのデビュー30周年を祝う伝説のトリビュート・コンサート、
通称「BOBFEST」(ニ―ル・ヤングが名付けたらしい)。

ここにジョニー・ウインターが登場するのだが、
颯爽と登場して「追憶のハイウェイ61」を全力で演奏して、
風のように去ってゆく・・・
これがまた言葉にならないくらいカッコいい・・・

「Revisited」とは「再訪」を意味するらしく、
意訳すると、

「またハイウェイ61に戻ってきた!」とか、
「やっぱりハイウェイ61だ!」って感じかな。

アメリカにとって、「ハイウェイ61」とは、
数々の物語がある、とても思い入れの強い国道らしい。

ミネソタ州からルイジアナ州まで南北に走る主要幹線道路で、全長約3,000kmの国道。
この道路沿いで、ブルースやロックのアメリカン音楽が発展し、
アメリカ音楽文化にインスピレーションを与えてきたシンボルでもある。

ロバート・ジョンソンは61号線と49号線の交わる十字路で悪魔に魂を売り渡して、
音楽の才能を身に付けたという「クロスロード伝説」。
映画にもなっているし、ロバート・ジョンソンの曲「クロスロード」を、
エリック・クラプトンがクリーム時代にカバーしていたりする。

ベッシー・スミスは「ハイウェイ61」で交通事故で亡くなり、
(搬送された病院が白人専用とのことで拒否され亡くなってしまう)

マーティン・ルーサー・キングは「ハイウェイ61」にあるモーテルで殺害され、
(ひとつの時代の変わり目となった)

エルヴィス・プレスリーの邸宅(グレイスランド)は「ハイウェイ61」沿いにある。
Googleマップで確認したら、正確には51号線沿いだけど・・・
 まあ、隣の幹線ということで)


そして、この曲の歌詞の内容について。

この曲では一見関係ない物語が次々と語られ、
全体で見るとなんだか繋がっている? いや、繋がっていないのか?
不可思議なディランお得意の歌詞で、ブルースロックテイストで演奏される。
意味というよりは、言葉のイメージとサウンドで組み立てられている曲である。
言葉のセンスだよね。

歌詞は5番まであり、ひとつひとつの物語が完結? して、
最後に「ハイウェイ61」で締めくくるという、ある意味ナンセンスな歌詞。

神とエイブラハムとの会話

【神】お前の息子を生贄に差し出せ
【エ】お前さん、私をからかっていますか?
【神】違う!
【エ】何て?
【神】お前の望むことができるぞ
だけど、次に会ったら逃げた方がいい
【エ】どこで生贄にすればいいのでしょう?
【神】ハイウェイ61の外れだ!

(意訳 by きいうし)

ジョージア・サムとハワードとの会話

赤鼻のジョージア・サムは、
福祉局からは衣服をもらえず、
ハワードに尋ねる。
【サ】俺はどこに行けばいいんだろう?
【ハ】一つだけ知っているさ
【サ】早く教えてくれ、もう行きなきゃならない
ハワードは銃で差して
【ハ】あそこだよ、ハイウェイ61だ!

(意訳 by きいうし)

マック・ザ・フィンガーとルイ王との会話

【マ】40本の赤白青(トリコロール)の靴紐と、
1000台の鳴らない電話があるけど、
それを捨てる場所を知っているかい?
【ル】少し考えさせろ
【ル】わかった、あそこなら簡単だ。
ハイウェイ61に持ってゆけばいい!

(意訳 by きいうし)

娘と父の会話

5番目の娘が12夜に1番目の父に尋ねる
【娘】私の顔色、とっても白過ぎるの
【父】こっちの明るいところに来なさい
【父】そうだな、確かにな
2番目の母にもう終わったと伝えておくよ
しかし、2番目の母は7番目の息子と
ハイウェイ61にいた!

(意訳 by きいうし)

ギャンブラーとプロモーターの会話

さすらうギャンブラーはとても退屈していた
次の世界大戦を仕掛けようかと
彼は落ちぶれたプロモーターを見つけた
【プ】そんな事に関わったことはないけど、
思うに、簡単にいくだろう
太陽の元に観覧席を用意すればいいんだ
ハイウェイ61で!

(意訳 by きいうし)


日本語にすると、全くなんだかよくわからないけど、
言葉音の響きとか、メロディーとの流れで
とても60年代を象徴するような空気を醸し出している。

この曲をジョニー・ウインターが演奏すると、
またなんとも言えない良さがあるんだな。

比較のために、ボブ・ディランのオリジナル

youtu.be

それでもって、ついでだけど、
最後に、ジョン・レノンジョニー・ウインターに提供した曲
「Rock & Roll People」

1976年に発表したライブ版の演奏がとても良いので。
このアルバムタイトル「狂乱のライブ」(原題:Captured Live)から。
(なんという邦題なんだろう。間違っていないけど)

youtu.be

 

しかし、そのジョニー・ウインターは2014年7月に惜しくも亡くなる。

類稀な存在だった。
きっと、向こうの世界でもギター弾きまくっていることと思う。

 

▼▼▼▼▼

桜じゃないけど、今年2月に撮った梅の花

夜の桜は「夜桜(よざくら)」って言うけど、
夜の梅は「夜梅(よるうめ)」と言うらしい。

知らなかった。

夜梅(よるうめ)

夜梅(よるうめ)

今年も桜の季節がやってきた🌸

いつも桜の季節は天気との戦いである。
桜が咲く頃になると、天気も荒れる。
今年はそのタイミングが本当に悪かった。

それでもどんな状況であれ、桜は綺麗に咲くのである。

今年の桜

今年の桜

いつ見ても素敵

いつ見ても素敵

桜は川と相性抜群!

桜は川と相性抜群!

何でこんなに優雅な気持ちになれるのか?

何でこんなに優雅な気持ちになるのだろう?

桜の下を歩くっていいよね。

桜の下を歩くっていいよね。

コントラストが良い

コントラストが良い

夜桜も趣がある。

夜桜も趣がある。

桜は橋とも相性が良い

桜は橋とも相性が良い

そういえば、一年前にも、桜の記事書いていた。

kiiusi.hatenablog.jp

 

また、来年も楽しみにしているよ🌸🌸🌸

 

Aretha Franklin/A Natural Woman(ナチュラル・ウーマン)

初めてアレサ・フランクリンの歌声を聴いた時は衝撃的だった。

圧倒的な歌声で心を揺るがすという体験は、自分の心に大きく刻まれた。
今でも「ソウルの女王」の称号は揺るがないと思う。

その感覚を言葉で表現するのはとても難しいが、
単に歌唱力で感動させるだけではなく、
歌声の奥深くに、彼女が体験してきた様々な過酷な思いも重なり、人間的な深みを感じる。

アレサが活動した時代は激動の時代である。

黒人差別や男女平等が大きく問題視される中、
虐げられてきた人々への解放を願い、それを歌にも込めている。

黒人差別が横行している街でのコンサートでは、
ステージ上では白人の聴衆が惜しみない拍手を与えているのに、
ステージが終わるとスタッフはレストランで食事ができるが、
アレサは黒人ということでレストランに入れず、ツアーバスで食事をする、
というエピソードを聞いた事がある。

ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーで第1位となり、
グラミー賞にノミネートされること44回、そのうち受賞は18回。
女性として初めてロックの殿堂入りも果たしている。

惜しくも2018年8月に膵臓がんのため亡くなったが、
その歌声は間違いなく歴史に刻まれ、伝えられてゆくだろう。

今回のテーマ曲は、
キャロル・キングがそのアレサ・フランクリンのために書き下ろした曲。

正式な曲名は『  (You Make Me Feel Like) A Natural Woman 』

日本語タイトルでは「ナチュラル・ウーマン」となっているが、
原題ではサブタイトルが括弧付きで入っている。

(You Make Me Feel Like)という部分が実は重要なのである。

この曲は、
キャロル・キングとジェリー・ゴフィンによる共同作品で、1967年に発表され、
アレサの代表的な1曲ともなっている。

後にキャロル・キングも1971年のアルバム『つづれおり(Tapestry)』のラストで
セルフ・カバー収録している(このアルバムはまた超名盤)。

曲の内容は、めちゃくちゃ要約すると、

また明日が来ると考えると
とても憂鬱な気分で過ごしていた
あなたに出会うまでの人生は

あなたに出会い
側にいてくれることで
わたしは希望を持ち
素直な本当の自分に戻ることができる

(要約 by きいうし)


サビは同じシンプルなフレーズなのだが、
ここには大きなたくさんの意味が込められていてる。

You make me feel
You make me feel
You make me feel like a natural woman

あなたは感じさせてくれる
あなたは認めてくれる
わたしはありのままで、そのままでいいんだって

(和訳 by きいうし)


なんと素敵なフレーズだろう。

You make me feel like a natural woman
あなたがいると、いつも自然な自分になれる

(和訳 by きいうし)


キャロル・キングの2015年度ケネディ・センター名誉賞授賞式で、
アレサ・フランクリンがサプライズで登場し、
ナチュラル・ウーマン」を、
圧倒的な歌唱力で歌い上げるステージはとても素晴らしいので紹介。

youtu.be

 

映像では、オバマ大統領の横でキャロル・キングが狂喜乱舞している様子が見られる。
名曲と名歌手が合体すると、これほどまでに素晴らしい作品となるのだと、
このパフォーマンスが証明してくれている。

自分が提供した曲を自分の受賞セレモニーで、
最高の歌手が目の前で歌っているのだから、キャロル・キングがこれほどまでに、
狂喜乱舞するのもわかるけど(でもちょっとやり過ぎな感じも・・・)、

しかし何度見ても感動ものである。

アレサ・フランクリンを超えるシンガーはこの先なかなか出てこないであろう。

 

今日の桜はまだ蕾だったけど

今日の桜はまだ蕾だったけど

一気に花開くことでしょう

一気に花開くことでしょう

Macintosh 誕生から40年

2024年1月24日は、MacMacintosh)誕生から40年とのことだ。

1984年1月24日にスティーブ・ジョブズの紹介でMacintoshはデビューを果たす。
(今は名称がMacintoshからMacと変わったので、以下Macと表記)

その前の1984年1月22日、
第18回スーパーボウルの際に放映されたCMはあまりに有名だけど、

1984 Apple's Macintosh Commercial (HD)

www.youtube.com

これはジョージ・オーウェルSF小説1984』を元にしたテレビCMで、
「エイリアン」「ブレードランナー」等の監督、リドリー・スコットが手がけた。

この日から世界中のパーソナルコンピュータの歴史が大きく動くこととなる。

下記の記事にもあるように、パソコンシェアとしてはそれほど大きくないMacではあるが、
世の中に出回っているパソコンや電子機器は、どこかでMacの影響を受けていたりする。

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自分が、初めてMacに出会った時はいつだったろう?
ちょっと定かではないが、その時すでにスティーブ・ジョブズAppleを離れ、
Apple社内は混迷の極みで、売却騒動が起きていた時だった。

誰もが、もうAppleは終わったと話していたが、
それでも自分には他のパソコンにはない、魅力と可能性を感じて、
Macを手に入れることとなる。

当時「今、Macを買うなんてお前はなんてバカなんだ!」ともさんざん言われたし。

でも、その時があったから、今に繋がっている。

結局、Appleはその後、スティーブ・ジョブズが立ち上げたNeXTを買収することになり、
ジョブズが復帰したことで、ここから快進撃が始まる。

収拾がつかない程に膨れ上がったAppleの多様なサービスを次々と廃止して、
シンプルな形に戻し、
Appleの原点を明確にすることで、Appleは返り咲くことになる。

スマートフォンタブレットの原点ともいえる Newton という製品の廃止。
(画期的だったけど、時代が追いついていなかった、、、)

ピピンアットマークというバンダイと提携したゲーム機なんてのもあったが廃止。
(世界で最も売れなかったゲーム機と呼ばれている、、、)

Appleデジタルカメラ QuickTake の廃止。
(なんとこの時にはデジタルカメラもあったのだよね。
 初代 QuickTake 100 は日本で製造されていて「 Made in Japan 」であった。
 最後のモデル QuickTake 200 は富士写真フイルムOEMだったりとか)

Mac互換機へのライセンス供給の廃止。
サウンド重視したPioneer製のMacなんてのもあったのだよね)

膨れ上がったMacのラインナップをシンプルにスリム可。
(あまりに機種が多すぎて、選ぶのに一苦労だった、、、)

これまでにないデザインやカラーに拘った製品の投入。
(ジョナサン・アイブのデザイン本領発揮! 衝撃的なiMacの登場!)

iMacではApple独自の周辺機器接続ポートADBを捨て、USBを採用。
(この時、USBの周辺機器はほとんど登場してなかったから非難轟轟)

フロッピーディスクドライブの廃止。
ソニー製の3.5インチフロッピーディスクドライブを
 初めて搭載したのもMacだったけど、それを廃止したのもMacだった)

将来を見据えてOSの一新、NeXTの技術を取り入れたOS Xの登場。
(当時Appleコープランドと呼ばれる次世代OSの開発をしていたのだが、
 その開発は泥沼化していて完成の目処が立っていなかった・・・)

「 Think Different 」のブランドキャンペーンによる意識改革。

…などなど。

その他、経営陣を一新させ、様々な改革を行ない、
反感を買いながらも断行できたのはジョブズだったから。
他人の意見など聞く耳持たず(いや、きっと本当は聞いていたと思うけど)、
自分の直感と信念に基づき改革を進めた。

そういえば、Apple 創立20周年の時には、
記念モデル「スパルタカス」というMacが発売されていた。
(本来の名称は「Twentieth Anniversary Macintosh」だけど、
 コードネームの「スパルタカス」と皆呼んでいた)

初めて液晶パネルを搭載した一体型のMac
(今思うと、今の iMacの原型みたいだな)

画期的なデザインだったけど、全世界で1万2000台限定だったからか、価格が高すぎるせいだったのかあまり見かけなかった。

weekly.ascii.jp

映画「バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲」には、
執事のアルフレッドがこのスパルタカスを使っているシーンが出てくる。

(2024/02/08追記)
このApple 創業20周年の1997年は、ジョブズAppleに復帰した年でもあるのだが、
ジョブズはこのスパルタカスが気に入らず、窓から投げ捨てた! との逸話が残っている(本当かどうかは不明だけど・・・ちょっと都市伝説っぽいけど、気に入らなかったのは事実らしい)

というわけで、現在のAppleは、Apple Vision Pro の発売間近。

ティム・クックのX(旧Twitter)に製造過程の映像が。

かっこいい。

VRゴーグルではなく、あくまでも「空間コンピューター」と呼ばれるこのマシン。

果たして、新しい時代の幕開けとなるか!

 

お正月の空

お正月の空

 

スティング/Englishman in New York(イングリッシュマン・イン・ニューヨーク)

紅茶が好きである。

外ではコーヒー飲むけど、家ではもっぱら紅茶。
昔はコーヒー派だったけど、いつしか紅茶の魅力に取り憑かれて、
とにかく常に紅茶を飲んでいる毎日。

きっかけは、トルコ・イスタンブールに旅行したこと。

トルコでは、どこでもチャイと呼ばれる紅茶がチャイグラスと呼ばれる可愛いガラス製のミニグラスに入って出てくる。
チャイといっても、いわゆるインドとかのチャイとは違い、ミルクなしのストレートティーである。
現地の人はこれに大量の砂糖を入れるが、自分は砂糖なしが好き。
このトルコ紅茶がとても美味しくて。

実はトルコは今、紅茶の消費量が世界一。
あまり知られていないよね。
(最近ではアイルランドが1位となったという情報もあるけど、それでもトルコは世界第2位)

紅茶といえばイギリスというイメージだけど、今は若者が紅茶を飲まなくなってイギリスでの消費量は減っているのだとか。

www.lifehacker.jp

トルコで出てくる紅茶の茶葉は「リゼ」という地域で栽培されている。
この味はちょっと独特で、いわゆるイギリス紅茶とは少し違う。

まず淹れ方が違う。
日本では見たことない人多いと思うけど、「チャイダンルック」と呼ばれる、二段重ねになっているポットを使う。
上段のポットに茶葉を入れ、下段のポットでお湯を沸かし、上段の茶葉が蒸されたところに下段の少量のお湯を入れて濃く出す。
飲む時には、その濃く出した紅茶をチャイグラスに入れ、下段ポットのお湯で好みの濃さにして飲むのである。

ja.wikipedia.org

旅行から帰ってきたら、この紅茶の味が忘れられず、
リゼ産の茶葉を手に入れて飲んでいたりしたのだが、日本ではなかなかこのリゼ産の茶葉を売っているところは限られている。
それに「チャイダンルック」持っていないから、普通に紅茶を入れるとなんだか少し違う感じ。
輸入されている茶葉の質もあるのだと思うけど。

そのため、いつしかイギリス紅茶に興味が移って、いわゆる紅茶の様々な茶葉を試していたら、それはそれで奥深くて面白いし、やはりちゃんとした紅茶は美味しい。
主にインド産、スリランカ産、が多いかな。ケニア産というのもあるけど。

日本では紅茶というと、安いダージリンブレンドティーバッグが主流だし、喫茶店で出てくる紅茶では、なかなか美味しいものに巡り会えない。
紅茶専門店だと、値段が高くて普段使いというわけにもいかず。

ということで、美味しい紅茶は自分で淹れたものが一番気兼ねなく飲むことが出来るので、
ずっと紅茶は家で飲むことになっている。

思うに、日本では正しい紅茶の情報が少なく感じる。
普段飲まれている紅茶のイメージとは違い、本来の美味しい紅茶の味って驚くほど美味しいのである。
いわゆるリプトンやトワイニングといった大量生産の紅茶メーカーの味に慣れていると、
(手軽にリーズナブルに飲むのにはいいんだけど)
これが本当の紅茶だと思わない方がいいと思う。

日本はコーヒー文化は凄く進化していて、
コーヒーは気軽にあらゆる味を楽しめるけど、
紅茶については、まだまだ遅れている気がしてならない。

いつか紅茶ブームが訪れるといいね。

 

というわけで、紅茶の話を長々としてしまったけど、
今回のテーマは紅茶ではなく、

スティングが1987年に発表した曲
『 Englishman in New York 』(イングリッシュマン・イン・ニューヨーク)の事。

この曲はアルバム『 ...Nothing Like the Sun 』(ナッシング・ライク・ザ・サン)に収録されている。

『 ...Nothing Like the Sun 』(ナッシング・ライク・ザ・サン)は、
ポリス解散後、ソロになったスティングが出した2枚目のアルバムである。
このアルバム自体素晴らしい作品なのだが、
その中で『 Englishman in New York 』(イングリッシュマン・イン・ニューヨーク)は、
特に素晴らしい。

曲の内容は、
ニューヨークで生活している英国人の気持ちを表したものなのだけど、
楽曲の素晴らしさアレンジの素晴らしさもさることながら、
アメリカで暮らす英国人のプライド、紳士であり続けること。
それが見事に表現されていて、素敵である。

冒頭の歌詞では、

I don't drink coffee I take tea my dear
僕はコーヒーは飲まないんだ、紅茶を頂くよ

I like my toast done on one side
トーストは片面だけ焼くのが好きなんだ

And you can hear it in my accent when I talk
僕のアクセントは聞き取れるかな

I'm an Englishman in New York
そう、僕はニューヨークにいる英国人なんだ

(和訳 by きいうし)

そして、

Modesty, propriety can lead to notoriety
この国では、謙虚であり礼儀正しいことは評判を落とすことがある

You could end up as the only one
だけど最後には他の人にはできない唯一の人になることができるんだ

Gentleness, sobriety are rare in this society
紳士的で真面目であることは稀な社会だし

At night a candle's brighter than the sun
夜はキャンドルの光が太陽より輝いているんだ

(和訳 by きいうし)

Takes more than combat gear to make a man
戦いの武器を持つことが一人前の男になることではない

Takes more than a license for a gun
まして銃のライセンスを持つことでもない

Confront your enemies, avoid them when you can
敵がやってきても可能な限り戦いを避けるんだ

A gentleman will walk but never run
紳士は決して走らないもの

(和訳 by きいうし)

もう、これだけで、イギリス紳士を象徴している。

繰り返されるサビでは、

I'm an alien I'm a legal alien
ここでは僕は異邦人、合法的な異邦人なんだ

I'm an Englishman in New York
そう、僕はニューヨークに来た英国人

(和訳 by きいうし)


海外に行った時に感じる異邦人感、
でもその中でも、自分は英国人であり、
そのことで様々な出来事があるけど、
その紳士なプライドは決して忘れないし、
守り続けて自分らしくいるんだという決意。

何だか、日本人もこのような姿勢をもっと強く持たないとって思う。

 

youtu.be

 

クリスマス過ぎちゃったけど

クリスマス過ぎちゃったけど

iPhoneの便利機能

知っている人も多いかと思うけど、
自分の周りで知らない人が多かったので、
自分のメモも兼ねて、iPhoneの便利機能を紹介。

iPhoneでメールアドレスとか、URLとか、その他文字入力している時に、
1文字だけ修正したい(または削除したい)ことが結構ある。

そんな時、カーソルをその場所にピンポイントに移動させるって、
結構間違ったり、微妙に上手くいかない場合も多くてイライラする。

そんな時に役立つのが、

iPhoneの入力で、
日本語入力なら「空白」キー、
英字入力なら「space」キーを長押しで、
自由にカーソル移動が可能になる

ということ。

例えば、

「カーソル移動の便利な方法」と入力していたとして、「の」と「便利」の文字の間にピンポイントでカーソル移動させたい時、

「空白」キーを長押しするとキーの文字が消えるので、その状態でそのまま指をスライドさせると、カーソルを自由に移動させることができ、移動したい場所で指を離すと、なんとピンポイントにその場所に移動させることができる。

「空白」キーを長押ししたまま

「空白」キーを長押ししたまま

指をスライドさせる

指をスライドさせる

指を離した場所にピンポイントでカーソル移動

指を離した場所にピンポイントでカーソル移動

これはフリック入力の場合だけど、英字入力でもローマ字入力でも同じことができる。
英字入力なら「space」キーを長押し、ローマ字入力なら「空白」キーを長押し。

英字入力なら「space」キー長押し

英字入力なら「space」キー長押し

ローマ字入力なら「空白」キーを長押し

ローマ字入力なら「空白」キーを長押し

実は自分は、この機能、随分と長い間知らなかった。

でもこの機能を使うようになってから、文字入力がどれほど楽になったことか。

iPhone使っている人なら、是非とも使った方が良いと思うのです。

 

ベトナム・ハノイで絶大な人気を誇るらしいフォーのお店が東京進出。メニューはこの「Pho Bo」(牛肉入りのフォー)一品のみというのが潔い。美味しかったです。

ベトナムハノイで絶大な人気を誇るらしいフォーのお店が東京進出。メニューはこの「Pho Bo」(牛肉入りのフォー)一品のみというのが潔い。美味しかったよ。

Claris Engage Japan 2023

Claris Engage Japan 2023 』に参加してきた。

2020年、2021年、2022年と、リアル開催が中止となり(仕方ないよね・・・)
ずっとオンライン開催が続いたけど、
今年ようやくリアル開催(オンラインも同時開催)となり、
2023年11月8日(水)、9日(木)、10日(金)
虎ノ門ヒルズフォーラムで行われた。

虎ノ門ヒルズ

虎ノ門ヒルズ

コロナ禍前の2019年でのリアル開催も、
同じ虎ノ門ヒルズフォーラムが会場だったけど、
この4年間で虎ノ門が大きく変わっていてビックリ。

虎ノ門ヒルズフォーラム

虎ノ門ヒルズフォーラム

今回もこの3日間、終日 FileMaker 漬けで、
自分にとってはとても楽しく、嬉しかった。
色々な収穫もあったし。

自分の今回の目的は、
これから Claris社 が向かってゆく方向性の確認と、
廃止された「カスタムWeb with PHP」の代替えをどの技術でアップデートしてゆくか、
そして、AIをどう開発に活用してゆくのか?
今までの開発手法を改めて確認し、
少しでも効率的に作業を進められるヒントを得ること。

とにかく盛りだくさんで濃厚なセッションが山ほどあったので、
頭の中に入りきらない、、、

もう一度改めて整理しなきゃって思った。

このイベント、2009年に初めて日本での開催が始まり、
自分はその第1回目から毎回参加している。

第1回目から今回までのイベントを振り返ってみた。
最初のイベント名称は『 FileMaker カンファレンス 』だった。

FileMaker Conference 2009
2009年10月30日(金)
品川インターシティーホール
FileMaker Conference 2010
2010年10月29日(金)
秋葉原コンベンションホール
FileMaker Conference 2011
2011年11月9日(水)、10日(木)
フォーシーズンズホテル椿山荘東京
FileMaker Conference 2012
2012年11月28日(水)、29日(木)、30日(金)
フォーシーズンズホテル椿山荘東京
FileMaker Conference 2013
2013年11月27日(水)、28日(木)、29日(金)
東京コンベンションホール
FileMaker Conference 2014
2014年11月26日(水)、27日(木)、28日(金)
JPタワーホール&カンファレンス
FileMaker Conference 2015
2015年11月25日(水)、26日(木)、27日(金)
JPタワーホール&カンファレンス
FileMaker Conference 2016
2016年11月9日(水)、10日(木)、11日(金)
JPタワーホール&カンファレンス
FileMaker Conference 2017
2017年10月23日(月)、24(火)、25日(水)
パシフィコ横浜 会議センター
FileMaker Conference 2018
2018年11月7日(水)、8日(木)、9日(金)
虎ノ門ヒルズフォーラム
FileMaker Conference 2019
2019年11月6日(水)、7日(木)、8日(金)
虎ノ門ヒルズフォーラム
Claris Engage Japan 2020
(社名がClaris社になったことに伴いイベント名称が変更になった)
2020年11月11日(水)12日(木)、13日(金)
オンライン開催
Claris Engage Japan 2021
2021年11月10日(水)、11日(木)、12日(金)
オンライン開催
Claris Engage Japan 2022
2022年10月26日(水)、27日(木)、28日(金)
オンライン開催
Claris Engage Japan 2023
2023年11月8日(水)、9日(木)、10日(金)
虎ノ門ヒルズフォーラム

いつも配布資料が配られていて、
ノートやボールペンが入っていたりしたのだが、
今回、ノートの配布あったけど、何故かボールペンが無かった。
ノートは配布されたのに、ペンが無いなんて、、、

FileMakerボールペン、楽しみにしていただけに残念。
(バリバリ普段使いしているし・・・)
次回は是非、配布してもらえることを希望します!

ということで、
過去のイベントで貰ったボールペンが色々出てきたので、まとめてみた。
どれがいつのものなのか? は、覚えてないけど。

ボールペン他FileMakerグッズ

ボールペン他FileMakerグッズ

どのイベントの時だったか忘れたけど、バインダーを貰ったこともあった。
かなり立派な作りで、開くと中にポケットあったりして、便利なのです。

FileMaker USB  メモリも出てきた。

後はメモ帳とか。

そして今回の「Claris Engage Japan 2023 」でのバッグと資料の一部。

配布資料バッグ

配布資料バッグ

配布資料の一部

配布資料の一部

上画像の左側、ノート下のクリアファイルは、セッション受講後に X(旧Twitter)にコメントすると貰えたもの。

後、各スポンサー企業のブースに立ち寄ると貰えるスタンプラリーというものがあって、そのスタンプのくじ引きの結果貰ったマスクもあった。

Clarisマスク

Clarisマスク

とにかく FileMaker ってなんでこんなに魅力的なんだろう。
もっと頑張ろうと思う。

夜の虎ノ門ヒルズ

夜の虎ノ門ヒルズ