イギリス出身の The SUNDAYS(ザ・サンデイズ)というバンド。
発売当時 1st アルバム『 Reading, Writing And Arithmetic 』を聴いた時の感動は忘れられない。
邦題は『天使のささやき』だった。
ボーカルのハリエット・ウィーラーの歌声が本当に素敵で、
久しぶりに聴き直してみたけど、やっぱり今でも魅力的だ。
The Sundays - Can't Be Sure
1st シングルとなった、『 Can't Be Sure 』は、
英国インディーズ・チャートを1ヶ月以上も独占したという快挙を成し遂げる。
アルバムジャケットも変わっている。
表面にはアンモナイトの画像と『 The SUNDAYS 』の文字しかなく、
アルバムタイトルは裏面にしか出てこない。
アルバムの邦題考えた人、色々悩んだろうな。
『 Reading, Writing And Arithmetic 』を日本語に直訳すると、
「読み、書き、算数」?
これじゃ日本語タイトルできないもんね。
「読んで、書いて、計算して」ってニュアンスなのかな?
もっと日常的な何かという感覚かも。
きっと邦題はイメージから行こうってことで、
『天使のささやき』に行き着いたのか。
まあ間違ってないと思うけど。
初来日には観に行った。
確か川崎クラブチッタだったと思う。
そして、2nd アルバム『 Blind 』邦題『硝子色の物語』。
う〜ん。この邦題も、考えた末の結果なのか。
直訳だと、「盲目」?
「目隠し」とか「見えなくなって」というニュアンスだろうか?
目が見えないほどに透き通った硝子のような物語ってこと?
まあ、イメージだから。
日本版のみらしいが、ボーナストラックとして、
ローリーング・ストーンズの『 Wild Horses 』のカバーが入っている。
この選曲はとても、ハリエットらしい気がする。
『 Wild Horses 』は言わずもがな名曲中の名曲。
この曲は色々な人がカバーしているけど、
やっぱりオリジナルのキース・リチャーズのギターとミック・ジャガーの歌声にはなかなか勝てないんだな。
ハリエットバージョンも悪くはないんだけど。
このストーンズのオリジナル曲が収録されているアルバムは、
これも名盤と呼ばれる『 Sticky Fingers 』(スティッキー・フィンガーズ)だが、
この時のストーンズのもう一人のギタリストは、
今のロン・ウッドではなく、ミック・テイラーだった。
上の音源はロン・ウッドだけど、
こっちの音源はミック・テイラー
↓
ミック・テイラーといえば、ストーンズ脱退後に、
ボブ・ディランと組んだりしていたな。
ディランの『リアル・ライブ』というアルバムでその音源が聴ける。
・・・あれ、話がどんどん違う方向に。。。
ザ・サンデイズの話に戻そう。
このバンドは、アルバム3枚しか出していなくて、
最後の 3rd アルバムは『 Static & Silence 』。
この時は、もう邦題付けるのやめたのか、、、
そのまんま英語のタイトル。
邦題が無かった・・・ 考えるの疲れちゃったのか?
どうせならば、これも前2作の流れで何か付けて欲しかったな〜
直訳すると「静的と静寂」
改めて3枚のアルバム曲を聴いてみると、
やはり1stの『 Reading, Writing And Arithmetic 』は、
完璧に1枚目にして完成されている。
当時の貴重なライブを見つけた。
画像も音も良くないけど、その雰囲気は十分に伝えている。
今でもザ・サンデイズの魅力は色褪せていない。