スティーブ・ジョブズ/iPhone発表後の貴重なエピソード

前回、iPhone誕生の瞬間についての話を書いたけど、
その後の、実際に製品が世に出るまでの話。

発表されたMacworld 2007の会場では、
iPhoneはガラスケースに入っていて、来場者は実機に触れることはできなかったらしい。

そこで、ある来場者から、「画面はどんな素材になっていますか?」との質問が。
そしてスタッフは答える「プラスチックです」と。
それを聞いた来場者は「本当に?」と疑問を抱いたのだという。

当初の予定では、iPhoneの画面素材は落とした時に割れることを回避する為、
プラスチックを使うことになっていた。

実際にスティーブ・ジョブズがステージで操作していたiPhoneの画面は、
プラスチックだった。

iPhone発表の後、ジョブズiPhoneを確認してみると、
わずかにプラスチックに傷があることに気づく。
そしてジョブズは急遽仕様変更を指示する。

もし画面をプラスチックにして、常にポケットに入れていたら、コインや鍵などで傷が付く。
それはデザインの問題で、その問題を解決するべきで、それは自分達の過失だ。
けれども、
利用者がiPhoneを落としたりして画面が割れたら、それは利用者の責任である。
そのことで苦情が来る可能性は低いが、それはデザインの問題ではない。
自分達はこの問題を解決しなければならない。

そして、既に製造開始していたiPhoneの仕様を急遽変更。
世の中に出たiPhoneの画面は、プラスチックではなくガラスとなっていた。

そういえば、ジョブズiPhoneをケースに入れることを嫌っていた。
そのままが一番美しいし、傷だってほとんど付くことはないと。

とはいえ、アップルは純正のiPhoneケース販売しているんだけど。。。

確かに本当は、ケースなんて付けない方がベストだろうと自分も思う。
でもねぇ。
やっぱりどんな強化ガラスや耐久性があったとしても、
保護したくなるものなのだよね。
なので自分は必ずなるべく元のデザインを損なわないように、
クリアケースに入れることにしている。
画面も何も必要ないとはわかっているけど、やっぱり保護ガラス付けちゃうんだよね。

いやいや、何も着けないそのままが一番美しい。
その通りでわかってはいるんです、ジョブズ様。

 

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