スティーブ・ジョブズ/スタンフォード大学の卒業式スピーチ

なんだかジョブズの話が続くけど、、、

10月5日はスティーブ・ジョブズの12回目の命日である。
(正確には日本時間で10月6日だけど)
もう12年も経つのか・・・ なんだかついこの間のような気がする。

ジョブズは2011年10月5日(日本時間6日)にこの世を去った。
(日本では、東日本大震災が起きた年でもある)
その日の午前中には iPhone 4S の正式発表が行われた日でもあり、
その発表を見届けてからの死去となった。

スティーブ・ジョブズは本当にエピソードが尽きない。
絶えず話題となり続けたジョブズの行動はいつも凄いもので、
驚きの連続、数々の名言を残し、
波瀾万丈の人生とはまさにジョブズの生き方である。

毎年行われていた Macworld での基調講演は、
まるで人気ミュージシャンのコンサートのようであり、
世界中からいつも注目の的となっていた。

特に講演の最後に出る言葉

「 One more thing・・・」

ここから皆がドキドキしながら新発表を期待する。

死去の6年前、当時あらゆる所で話題となった、
2005年6月12日に行われたスタンフォード大学卒業式スピーチ。
今見返してみてもとても素晴らしいので、改めて振り返ってみた。

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当時は癌の宣告を受けて、苦悩している時期でもあり、
生き方や人生について、死を目の前にした心の内がこのスピーチにも反映されている。
自分の生い立ちを語りながら、これから社会で活躍してゆく卒業生にメッセージを伝える。

それは卒業生だけへのものではなく、あらゆる人々へのメッセージでもある。

「点と点を繋げること」
今自分の目の前にある力を注いでいることは、
今は何処にも繋がっていないかもしれないけど、
いつかそれは点と点が繋がることで、
大きな役割を果たすこととなる。

ジョブズの場合、大学のカリグラフィの講義から、Macintosh に搭載することになるフォント仕様(タイポグラフィ)に繋がってゆく。
様々な書体とプロポーショナルフォントの搭載。

この機能により、DTP(デスクトップパブリッシング)が生まれ、デジタル印刷の普及へと繋がってゆく。

将来をあらかじめ見据えて、点と点を繋ぎ合わせることなどできません。
できることは、後から繋ぎ合わせることだけです。
だから、今行っていることがいずれ人生のどこかで繋がり実を結ぶだろうと、自分の直感を信じるしかないのです。
運命、人生、因果・・・何でも良いのです。
このやり方で後悔したことはありませんし、むしろ人生に大きな違いを生み出してくれました。
(翻訳:きいうし)

しかし、自分が作り出した会社の Apple から追放され、
ジョブズはクビになったと言っているが、実際は退職届を自ら出している。でもクビ同然の状況だったから、本人からすればクビになったのと同じことだろう)

そして NeXT の創設。

このNeXTの技術があったからこそ、後に Apple に戻ることとなり、今の OS X、そして iPhoneiPad にも繋がることになる。

今世界中で当たり前に使われているインターネット。

その原点となる「 WWW(World Wide Web)」の開発、HTML、そして URL の通信プロトコル http 設計をしたティム・バーナーズ=リーは、NeXT コンピュータで開発を行っていた。

同時期のピクサーの立ち上げ、トイ・ストーリーの大成功。
妻となるローレンとの出会い。

もしも私が Apple から離れることになっていなければ、これらの出来事は起きなかったでしょう。
それはとても酷い味の薬ではありましたが、私にはそれが必要だったのだと思います。

時に人生には最悪の出来事が起こります。
それを乗り越えられたのは、信念を失わず自分が愛することを行っていたからだと確信しています。

皆さんも仕事でも恋愛でも、愛することを見つけてください。
仕事は人生の大部分を占めることになりますが、本当に満足できる唯一の方法は、自分が素晴らしいと信じられる仕事をすることです。

まだ見つけられていないのならば、妥協せず探し続けてください。
心の問題と同じに、それを見つけたらすぐにわかります。
どんな素晴らしい関係でもそうですが、年月が経つにつれますます輝いてきます。
だから、それを見つけるまで探し続けるのです。
立ち止まってはいけません。
(翻訳:きいうし)

そして、癌の宣告を受けたこと。

17歳の時、こんな言葉に出会いました。
「毎日を今日が人生最後の日だと思って生きれば、いつか必ずその通りになる」
それは私に強いインパクトを与えました。
それ以来、過去33年間、毎朝鏡を見ては自分に問いかけました。
「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることを行なうだろうか?」
そしてその答えが「ノー」で何日も続くのであれば、何かを変える必要があるということです。
(翻訳:きいうし)
自分に死が訪れるということは、人生の素晴らしい仕組みです。
それは「期待」「プライド」「羞恥心」「失敗を恐れること」が死を前に消え去り、
本当に大切なものだけが残るからです。
自分はいつか死ぬということを思い出すことが、
失うことを恐れるという罠から逃れられる最善の方法です。
あなたは既に自由です。自分の人生を生きるべきです。
(翻訳:きいうし)
あなた方の時間は限られています。
だから、本意でない人生で時間を無駄にしないでください。
(翻訳:きいうし)

最後にジョブズは締め括る。

若い時に出会った雑誌「全地球カタログ」に載っていた言葉。

Stay Hungry. Stay Foolish.

ハングリーであれ。愚か者であれ。


このスピーチを直接聴くことができた、スタンフォード大学の卒業生達は、今どうしているのだろう?

ジョブズはこのスピーチの後、約2年後に iPhone を発表することになる。

 

・・・・・・・・・

2019年、自分は Apple 旧本社( Infinite Loop )を実際に訪れることができ、
壁に飾られているこのジョブズの言葉に感激した。

Apple 旧本社( Infinite Loop )に飾られているスティーブ・ジョブズの言葉。

Apple 旧本社( Infinite Loop )に飾られているスティーブ・ジョブズの言葉。
もし、何かの小さな成功を収めたら、
その成功に長くとどまらず、
次の素晴らしいことに力を注ぎなさい。
(翻訳:きいうし)

Infinite Loop

Infinite Loop



スティーブ・ジョブズ/iPhone発表後の貴重なエピソード

前回、iPhone誕生の瞬間についての話を書いたけど、
その後の、実際に製品が世に出るまでの話。

発表されたMacworld 2007の会場では、
iPhoneはガラスケースに入っていて、来場者は実機に触れることはできなかったらしい。

そこで、ある来場者から、「画面はどんな素材になっていますか?」との質問が。
そしてスタッフは答える「プラスチックです」と。
それを聞いた来場者は「本当に?」と疑問を抱いたのだという。

当初の予定では、iPhoneの画面素材は落とした時に割れることを回避する為、
プラスチックを使うことになっていた。

実際にスティーブ・ジョブズがステージで操作していたiPhoneの画面は、
プラスチックだった。

iPhone発表の後、ジョブズiPhoneを確認してみると、
わずかにプラスチックに傷があることに気づく。
そしてジョブズは急遽仕様変更を指示する。

もし画面をプラスチックにして、常にポケットに入れていたら、コインや鍵などで傷が付く。
それはデザインの問題で、その問題を解決するべきで、それは自分達の過失だ。
けれども、
利用者がiPhoneを落としたりして画面が割れたら、それは利用者の責任である。
そのことで苦情が来る可能性は低いが、それはデザインの問題ではない。
自分達はこの問題を解決しなければならない。

そして、既に製造開始していたiPhoneの仕様を急遽変更。
世の中に出たiPhoneの画面は、プラスチックではなくガラスとなっていた。

そういえば、ジョブズiPhoneをケースに入れることを嫌っていた。
そのままが一番美しいし、傷だってほとんど付くことはないと。

とはいえ、アップルは純正のiPhoneケース販売しているんだけど。。。

確かに本当は、ケースなんて付けない方がベストだろうと自分も思う。
でもねぇ。
やっぱりどんな強化ガラスや耐久性があったとしても、
保護したくなるものなのだよね。
なので自分は必ずなるべく元のデザインを損なわないように、
クリアケースに入れることにしている。
画面も何も必要ないとはわかっているけど、やっぱり保護ガラス付けちゃうんだよね。

いやいや、何も着けないそのままが一番美しい。
その通りでわかってはいるんです、ジョブズ様。

 

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まだまだ暑い日々は続く

まだまだ暑い日々は続く

スティーブ・ジョブズ/時代を変えたiPhone

2007年1月9日(日本時間1月10日 午前3時頃)、歴史的瞬間が訪れた。

そう、今では皆当たり前に使っているスマートフォンの原型、iPhoneの発表である。
サンフランシスコのモスコーンセンターで開催されたMacworld 2007の基調講演で行われた。

当時、これをリアルタイムで見たいが為に朝3時前に起きて、今では考えられないくらい遅いインターネットに繋いだ記憶がある。

もちろんまだ字幕や翻訳はなく、英語での視聴だったが、有志の方が自分のサイトで日本語の文字起こしをしてくれていたりして、その両方を見比べながら、、、なんてことやっていた。

その時の動画は今は数多くインターネットで見られるけど、改めて今見てみると、
ジョブズのプレゼンの上手さもさることながら、この時の感動が蘇ってくる。

時代が変わった瞬間である。

それに、基本操作が今のiPhoneとほとんど変わらないというのが、いかに素晴らしいインターフェイスを作り上げたのかってこと。
ジョブズの魂が込められた製品は今も受け継がれている。

ジョブズはいつもそうだったけど、

自ら新製品の動作をさせながら説明しプレゼンを行う。

企業のトップがこんなことする会社ってほとんどないと思う。
失敗する可能性もあるんだから。
でもそのリスクを承知でジョブズは自ら製品紹介をする。

自分が生み出した子供たちをワクワクしながら紹介する姿に、聴衆は感動するのである。

実はこのプレゼンテーションは、ある意味賭けに近い形で行われたらしく、100回近く行われたリハーサルでは、失敗の連続で、その度ジョブズはスタッフに「お前はクビだ!」と怒鳴り散らしていたらしい。

最もそういうジョブズの姿勢はいつものことであるのだけど。

その準備は相当なものとなり、スタッフが一丸となって作り出したその賜物だった。

ジョブズの「初代iPhone発表会」が大博打だったワケ | AppBankwww.appbank.net

この記事に載っているように、実はこの時点でiPhoneはまだ開発途中で、バグも多くあり、最適化されていないアプリを使うとクラッシュしたりするのだとか。

なので、アプリを使う順番とかなるべく動作不良しない手順をあらかじめ用意しておき、万が一のために、複数のデモ機を用意して、問題が起きたらすぐに切り替えられるようにとか、「ゴールデンパス」と呼ばれる手順マニュアルも用意しておき、失敗の可能性を最小限にするべく、とにかく万全の体制を作っていた。

無線ソフトにも問題があり、無線がクラッシュして再起動した時に観客に気づかれないように、実際の電波強度や無線の状態にかかわらず、常にアンテナが5本立って見えるように細工したとか。

不安定なWi-Fi接続のリスクを少しでも減らすため、AirPort(日本ではAirMacAppleWi-Fiルータ)の周波数をアメリカでは許可されていない日本の周波数で動作するように変更し、参加者が会場に持ち込むWi-Fi機器からのハッキングを回避したとか。

その他も様々な問題がある中、いかにプレゼンテーションを無事に成功させるかというミッションを与えられた当時のスタッフは相当大変だったと思う。

そして、iPhone発表のプレゼンテーションは見事に無事成功した。

そのような裏の事情も知りながら、改めてこの時の映像を見ると、感動はひとしおである。

 

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このような歴史的瞬間に少しだけでも共有できたことは、なんて幸せなんだろうって思う。

 

今年の夏は暑い日々

今年の夏は暑い日々

インターネットで情報を得るってこと

今更、自分が言うことでもないんだけど、
最近 YouTube から色々な情報を得ることが多くて、
それがとっても便利だと思ったので。

何かの情報を得たいと思った時、
今までは、文字情報(Web とか書籍とか)、人に聞くとか。
それがまずはメインだと思っていたけど、
その内容にもよるけど、YouTube が意外に便利だということに、
今更気が付いた。

人によっては、「何今更言っているんだ! 当たり前じゃん」
と思う人もいると思うけど、
今まで自分は、Web の情報ってどこまで正しいかわからないし、
書籍は、一応出版社のチェックが入った情報を出しているから、
その方が早く正確な情報が得られるじゃんと。

確かに情報によっては、文字の方が良いケースもあるのだけど、

でも、色々な動画情報を数多く見ていると、
こっちの方が早く自分の求めているものが得られることもあるって、
今更だけど、なんだか思うようになった。

動画の質が向上してきたってこともあると思う。
やはり不正確な情報は自然に淘汰されていくし、
それが閲覧数にも影響してくるし。

ということで、あくまで自分の場合だけど、
たまたま見つけたんだけど、
とても面白く為になる動画を紹介したいと思う。
(個人の好みの問題があるのであくまでも自分の場合だけどね)


世界126カ国を巡ってきた、海外添乗員の Natsuki さんの動画。

この方、世界中の海外添乗員をしてきた人なのだが、
ツアー旅行とか行く人多いと思うけど、
その添乗員の方の裏話や苦労話ってなかなか聞く機会がないと思う。

それらを本当にわかりやすく、聞きやすく、面白く、そして為になる話を伝えてくれている。
さすが、サービス業のプロだなって感じるけど、
多分それだけではなく、本当にこの人は添乗員という仕事が好きなんだなってこと。

これが重要なポイントで、誰も自分が好きなことや得意なことについて話す熱意って、
本当に人に伝わるんだと思う。

後は公開している動画は、それが視聴者のためだけではなく、
自分のためにやっているってところかな。

多くの動画があるけど、とても感心したのは、

 

満足度100%を得る海外添乗のテクニック①【ロジック編|添乗のノウハウ】

youtu.be

お客様満足度100%を得る添乗員のテクニック②【実践編|添乗のノウハウ】

youtu.be

いかに添乗員という仕事の中で、
参加しているお客様にどうしたら満足してもらえるのかってことを、
具体的にポイントを絞って説明しているもの。
裏のその努力は凄いものがあるんだね。

こういう話を知っていると、海外ツアーに参加する時、
参加者側の意識も変わってくると思う。

話し方が本当に上手い。
話すスピードとかタイミングとか、飽きさせない工夫が随所に取り込まれていて、
これはやはり添乗員で培った技術が動画でも生かされているんだろうなって思う。

で、その内容は、添乗員だけではなく、
実は人と関わりを持つこと全てに当てはめられることで、
誰もが聞いてもその人の状況や環境に合わせて応用できることでもあると思った。

この Natsuki さんの動画は数多くあって、
どれも面白いので、自分は、次から次へと見てしまった。
特に海外旅行が好きな人は、とっても楽しく見られると思う。

こういう話って、文字じゃなかなか伝わらないかもしれない。
動画だから、話せて伝えられるのかもしれないし、
文章ではこういう情報伝えるのは難しいかも。


ということで、YouTube、今まで自分は音楽ばかりを求めていたけど、
それ以外の使い方ってのが何だかわかってきて、
ますます楽しくなってきた。

インターネットの情報は(YouTube も含めて)、
必ずしも正しいとは限らないけど、
そこは同じような情報をいくつも見て、
最終的に自分が良いと思ったものを選ぶしかないんだけど、
それでも、何か違うなって感じた時には、
今は、AIがあって、ChatGPT、Bard、Bing でも、
同じ質問してみたりして、
そうやっていると、最終的に求めている回答に近づけるような気がする。

そういう意味では、便利な時代だなって思う。


最後に Natsuki さんの YouTube チャンネル。

【126ヶ国巡った】海外添乗員 NATSUKI - YouTube

www.youtube.com

自分は早速登録しました!

今日現在で、チャンネル登録者数 4.71万人、51 本の動画
って凄いね!

きっとこれからもっと登録者数増えると思うな。

 

飛行機

やっぱりこの話題には

飛行機

飛行機でしょう

WebサイトのタイトルとURLを取得するってこと

気になるWebサイトを見つけた時、
ずっと今まではタイトルとURLをそれぞれ別にコピーしてペーストしていた。

でもこれって結構面倒で、もっと便利な方法はないかと思っていた。

で、探してみたら、あるじゃん!

自分は主にブラウザは Chrome を使っているので、
Chrome拡張機能で、「BlogLinkClipper」というものを見つけた。

chrome.google.com

この「BlogLinkClipper」を入れてみたら、なんと便利なんだろう!
今までの苦労は何だったのだろうと・・・(^_^;

インストールするとアイコンが表示されるので、
取得したいWebサイトでアイコンをクリックするだけ。
自動的にクリップポードにコピーしてくれる。
後はメモ帳や好きなアプリにペーストするだけ。

BlogLinkClipper

BlogLinkClipper

色々な機能があるけど、
自分は単純にテキストでタイトルとURLを取得できればいいので、
「シンプル」を選択。

「末尾に改行を入れない」チェックもあるので、
これも便利だと思ってチェック外しているんだけど、
何か自分の環境ではうまく動作せず・・・残念。

自分は気になるWebサイトのリンクを
Evernote で管理しているので、ここにペーストするんだけど、
URLの末尾に改行がないと、テキスト貼り付けしただけではリンクとして機能しない。
手動でコピーしていた時には、貼り付けた後に改行を入れていた。

でも、この手間もこの拡張機能では改行付きでコピーできるので、
ペーストするだけで完成!
と思ったんだけど、この機能はどうも上手く行かなかった。

なのでこれだけは、ペーストした後に改行して、としている。

(ペーストした後にリターンキー押せばいいだけなので大した作業じゃないけど)

でもやはり単純に装飾を外したテキストのみ取得できるってのは便利なのである。

ブラウザ上でタイトルコピーしてペーストだと、
テキスト装飾(太字とかサイズとか色とか)をそのまま持ってきてしまうので、
HTML形式やリッチテキスト形式が扱えるアプリにペーストすると、
シンプルなテキスト状態にするには、装飾を外したり、
他のテキストと揃える作業も必要となり一手間増える。

Evernote はテキストペーストする時に「ペーストしてスタイルを合わせる/Macは ⌘ + Shift + V/Windowsは Ctrl + Shift + V」が使えるから、この方法でペーストすればいいのだけど)

いずれにしても、テキスト装飾を除外してくれるのは便利である。

他にも色々な形式で取得する機能があるけど、URL短縮も便利な機能。
自分は短縮は使わないけど、
まれにめちゃくちゃ長いURLとか日本語が入っていたりする時があるので、
そんな時にURL短縮は便利。

もっと早く調べていれば良かった。
皆同じこと思っているんだね。

開発してくれた人、本当に感謝です。

でもって、ならば、iPhoneでも同じようなことできないかと。

で、探してみたら、これもあるじゃん!

iPhone のショートカット機能を使ってやる方法もあるみたいだけど、
ちょっと自分は使い勝手がいまひとつだったので、
ブックマークレットの方法で。

hyper-text.org

このサイトの説明通りに、ブックマークを作っておき、
取得したいWebサイトでブックマークを選択すると、
タイトルとURLを取得してくれる。

そのテキストを全文選択してコピーする手間はあるけど、
これで自分は十分である。

こんな感じ。

のタイトルと URL をコピーするブックマークレット

タイトルと URL をコピーするブックマークレット

 

本当にこういうの考えて情報公開してくれる人たち、
感謝しています。ありがとう!

この人たちのおかげで、どれだけWeb体験が便利に快適なものになることか。

 

輝く夕日

輝く夕日

 

「テネシーワルツ」と「 Google Bard 」

今年 2023年は、『AI 元年』と呼ばれるかもしれない。
Google から人工知能(AI)Bard(バード)日本語版が公開された。

https://bard.google.com/

まだ「試験運用中」とのことなので、
一般的なテストを開始したという段階ではあるのだが。

興味があったので、ChatGPT、BingのChatGPT、と試してきたから、
今度は Bard だとどんな違いがあるのか、同じテストを行なってみた。

前回も、テネシーワルツについて聞いてきたから、

「テネシーワルツ」と「ChatGPT」 - きいうしくんの気ままにGO!

Microsoft Bing の「ChatGPT」 - きいうしくんの気ままにGO!


また同じ文言で質問をしてみた。

テネシーワルツの伝えたいことは?」

Bard の特徴としては、質問後の回答画面の右上に、
「他の回答案を表示」とあり、
ここをクリックすると、3パターンの回答文章が出てくる。
一番自分が望んでいる形の回答を選べるってことなのか。

Google は後発なだけに、第一印象として使い勝手は良い。
Bing の場合、質問する前に、回答モードを選ぶ形だったのだが、

Bard はシンプルな回答をデフォルト【回答案1】に出して、
それ以外のモード【回答案2】【回答案3】は、
それぞれクリックして表示比較できるようになっている。

これは便利。

質問者側にモードの選択を委ねるのではなく、
全てのモードを出してしまって、
その結果の違いで質問者に選んでもらうという方が、
望ましいような気がする。

比較できるのが良いし、自分はこっちの方がいいな。
それぞれから、いいとこ取りすればいいからね。

Google Bard

Google Bard

それで、回答結果について。

 

【回答案1】

テネシー・ワルツ」は、愛する人に裏切られた女性の視点から語られた切ない失恋ソングです。歌詞は、テネシー・ワルツを踊りながら恋人と幸せに過ごしていた女性が、旧友が現れて彼氏を奪われてしまう様子を描いています。女性は、旧友と恋人が楽しそうに踊っているのを見て、悲しみと怒りに暮れます。彼女は、恋人に別れを告げますが、彼は彼女を忘れて旧友と一緒に去ってしまいます。

この曲は、愛する人に裏切られたことのある人なら誰でも共感できる、普遍的なテーマを扱っています。また、愛の不確実性や、愛する人を失うことの悲しみを描いた、美しく悲しい曲でもあります。
Google Bardの回答より)

 

【回答案2】

テネシーワルツは、1948年にリリースされたアメリカのポピュラーソングです。ピーウィーキングが作曲し、レッドスチュワートが作詞しました。この曲は、恋人とテネシーワルツを踊っている女性の視点から語られています。彼女は友達と再会し、彼氏に紹介しました。友達は彼氏と踊っているうちに彼氏といい仲に。あっという間に恋人を友人に奪われてしまった。この曲は失恋の曲として知られており、多くのアーティストによってカバーされています。
Google Bardの回答より)

 

【回答案3】

テネシーワルツは、1948年に出版されたアメリカのポピュラー/カントリーソングです。歌詞は、恋人とテネシーワルツを踊っていて、旧友が来たので恋人を紹介したら、その友達に恋人を盗まれてしまったというもので、歌手の性別によって旧友をしめす代名詞がhimまたはherに代わる。その人気により、1965年にテネシー州はこの曲を公式に第4の州歌とした。

歌詞は以下の通りです。

(※歌詞の和訳は全く良くなかったので割愛・・・)

Google Bardの回答より)

 

あくまでも、今回の結果に限ってだけど、
ChatGPT、Bing、Bard の比較としては、
Bard が一番自分が望む回答となっていた。
UI(ユーザーインターフェイス)もシンプルで良い。

しかし、どのAIでも歌詞の和訳は良くない。
感覚的な問題があるから、かなり難しいだろうな。
映画の字幕や小説の翻訳もそうだけど、
この部分は「誰が訳しているのか?」ということも重要だったりするから。

ただ、まだまだこれから発展していくので、
将来はどうなるかわからないけど。

そのうち、映画の字幕なんかは、
「翻訳者:Bard」
なんて時代が来るかもしれないし。

きっと音声認識もかなり技術向上するだろうから、
検索や操作は音声が当たり前、という時代は間違いなく来るだろう。

今でも少しずつ始まっているけど、
もっと精度が高くなって、音声で本人認証できるようになり、
誰が何を聞いたのかということで、
回答も変わってくるなんてことが起こるだろう。

アメリカのドラマ・映画の『スタートレック』では、
宇宙船エンタープライズ号への指示は音声で行う。

「コンピューター、○○して」 というように。

とっても未来的な感じがしていたけど、
これが現実味を帯びてきた。

今は『 Siri 』『 Alexa 』等で少し実現はしているけど、
Bard のような AI がさらに精度を上げてくるだろう。


未来の車は自動運転が当たり前になるだろうし、
自分の車をスマホなんかで(その時代にはスマホじゃないかもしれないけど)、
「車ちゃん(たぶん自分の車にニックネームつけると思う)、迎えに来て」
と言うと、自分のいる場所まで自動的に迎えに来たりとか。
(そういえば『バットマンカー』はこの機能搭載していた・・・)

車に乗ったら、「車ちゃん、どこどこに行って」と言うだけで、
自動的に運んでくれることになるだろう。

おまけに、乗り込んだ人の体調管理までしていて、
車から、「今日はお疲れのようですね?」なんて会話があるかもしれない。
まるで『ナイトライダー』の世界。

ひょっとすると、車は地上ではなく、
その頃は空飛んでるかもしれないけど。

 

凄い空

凄い空

 

Tom Waits/Jersey Girl(ジャージー・ガール)

なんてロマンチックな曲だろう。
こういう曲をまたトム・ウェイツが作っちゃうところが良い。

1980年発表の『 Heartattack and Vine 』(ハートアタック・アンド・ヴェイン)収録の曲。

曲のタイトル『 Jersey Girl 』を直訳すると、
ニュージャージー州の女の子」って感じだろうけど、
どうも『 Jersey Girl 』にはもうひとつの意味があって、
ちょっと派手目ないかした女の子っていう意味もあるみたい。

この曲の内容は、そんなジャージーガールに恋した気持ちを歌ったものだけど、
ニュージャージー州は、ハドソン川の向こう側がニューヨーク州で、
マンハッタンがとても綺麗に見えるらしい(行ったことないけど)。

たぶん、東京をニューヨークと例えれば、
荒川の向こう側の埼玉県とか、
多摩川の向こうの川崎市とか、
江戸川の向こうの千葉県とか、
そんな感じなのかな?

そのニュージャージーのいかした女性に恋した気持ちを、
とってもロマンチックに表現したのがこの曲。
ジャージーガールはどんなに素敵なのかってことで、
ニュージャージーの女性達はこの曲からとても力をもらったことと思う。

男性はニューヨークにいるのだろう。
仕事でいるのか、住んでいるのかわからないけど、
その男性は、土曜の夜に川向こうのニュージャージーのカーニバルに、
その彼女を連れて行くことをとても楽しみにしていて、頭がいっぱい。
どれだけ彼女のことが好きなのかってことがロマンチックに語られる。

この曲に込められているのは、

厳しい現実(ニューヨークでの)の毎日があり、
ハードな仕事で疲れ果てているけど、
土曜の夜だけは、何にも邪魔されず、
大好きな彼女と(ニュージャージーのカーニバルで)
一緒に過ごすんだという思い。

Tom Waits - "Jersey Girl"

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トム・ウェイツアメリカ・ニュージャージー州出身のミュージシャンで、
同じニュージャージー州出身のブルース・スプリングスティーンとは同い年。

そのスプリングスティーンもこの曲をカバーしている。
『 The "Live" 1975-1985 』(1986年)のライブ版のラストを飾るのがこの曲。

アルバムのラストに持ってくるところ、いかにこの曲が重要な曲なのかってこと。

たぶんニュージャージー州出身のミュージシャンにはなくてはならない曲なのかも。

Jersey Girl - Bruce Springsteen and the E Street Band - w/lyrics

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綺麗な夕陽

綺麗な夕陽